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テレビのブロックノイズ原因と対策

こんにちは eライフ西春代表の 加藤です。 テレビを見ていると突然ブロックノイズが発生したという経験はございませんか?100% ゼロにするのは難しいのですが、ブロックノイズが出る原因や対策はできないのか? 今日はそういったお話をしていきたいと思います。

ブロックノイズとは?

ブロックノイズとは、デジタルテレビ放送で発生する特有のノイズです。画像が乱れ、ノイズが入ったり 音声が途切れたりすることがありますね。

ブロックノイズの現象

ブロックノイズは、デジタルテレビ放送で受信レベルが低下した時に現れるノイズです。テレビ画面にブロック状のノイズとして表示されることから、ブロックノイズと呼ばれます。

ブロックノイズの原因

ブロックノイズの原因として考えられることはいくつかあります。主な原因は次の通りです。

ケーブルの断線 、接触不良

ブロックノイズはアンテナケーブルの接触不良により、電波の受信レベルが低下した時に発生します。見た目は何ともなくても ケーブル内で線が切れかけている時などノイズの原因になります。

電波が弱い

アンテナで受信する電波の強度が不足していると、ブロックノイズがの原因になります。

受信機器の故障

ブロックノイズは機器の故障や劣化により発生することもあります。アンテナやテレビ本体などあらゆる機器が原因になる可能性があります。

テレビのブロックノイズの原因を調べる方法

ブロックノイズの調べ方にはいくつかの方法があります。そのうち、効率的な調査方法をご紹介します。お客様でもできる対応方法がありますので 参考にしてみてください。

ブロックノイズが出ているのは テレビ1台だけか ?複数台か?

複数のテレビでブロックノイズが出ている場合は、複数のテレビに共通する部分のトラブルと考えます。複数のテレビに共通するものはアンテナ関係です。そのため、アンテナ本体の破損・アンテナの方向のずれ・ブースター故障・アンテナケーブル劣化などが疑われます。

複数あるテレビのうち、1台だけにブロックノイズが出ている場合は、そのテレビと周辺のアンテナケーブルにトラブルが発生していると考えられます。

必ずしも、この方法で故障箇所が特定されるわけではありません。しかし、すべてのテレビで同じ症状が出ているのか。あるいは特定の1台のテレビで症状が出ているのかは、故障箇所を特定していく上で大きなヒントになります。

テレビ周りの配線のチェック

テレビやレコーダーの裏には多くの配線があります。これらの配線が正しく接続されていないとテレビの映像は観られません。しっかりと緩みなく配線が接続されているか確認しましょう。一般的に配線が間違っていれば テレビは映らないと思われるかもしれませんが 、地デジ と BS の差し込み口を間違えて配線しても 一部のチャンネルが映ることがあります。 全く映らなければ分かりやすいのですが 、なぜか一部映ります 。このような時 テレビやアンテナが悪いのか?と勘違いの原因になりますのでお気をつけください。

b-cas カードの接触不良

デジタルテレビ放送にB-CASカードは必要なものです。このB-CASカードは暗号化された電波を視聴可能な映像に変換する機能を持っています。このB-CASカードが原因でブロックノイズが発生することもあります。

テレビにB-CASカードが正しい向きで奥まで差し込まれているか確認してください。また、B-CASカードの接触不良によりブロックノイズが発生するケースも。この場合、B-CASカードの抜き差しを数回すると復旧する場合もあります。また、B-CASカードが汚れている場合は、乾いた布などで汚れをとる方法もあります。

チャンネル設定

地上波デジタル放送の場合は、地域ごとにチャンネル番号と電波の組み合わせが異なっています。そのため、最初にテレビを設置した時に「チャンネル設定・スキャン」をしています。

テレビで不調が発生した時、再度「チャンネル設定・スキャン」をすることにより、不調が解消する場合もあるのです。ぜひ、試してみてください。

配線 不良 端子の歪み

テレビとアンテナケーブルの接続不良でブロックノイズは発生します。アンテナケーブルの先端には端子がついています。この端子が緩みなくテレビに接続されているか確認してください。また、アンテナケーブル端子の中心には芯線と呼ばれる導体があります。この導体が歪んだり、折れたりしていると電波強度の低下の原因になります。

テレビで受信可能なアンテナレベルか確認する

テレビには受信レベルを表示する機能があります。ここまでの手順でブロックノイズが解消しない場合は、テレビで現在の受信レベルを調べてみましょう。

受信レベルの確認方法はメーカー・機種により操作方法が異なりますので、詳しくは取扱説明書でご確認ください。リモコンで操作しますが、以下の操作が多いようです。

リモコンでメニュー画面を開く
「本体設定」→「アンテナ設定」
「電波・受信強度表示」
適切な受信レベルの数値はメーカー・機種ごとに異なり、取扱説明書に記載されています。現在の受信レベルが適切な受信レベルよりも低い場合は、アンテナの調整が必要です。

アンテナが原因でブロックノイズが出る場合

アンテナケーブルの接続には問題なく、テレビで電波の受信レベルが低いのであれば、アンテナ側に原因がある可能性があります。

アンテナの交換または 方向 調整

台風 などで アンテナの向きが変わってしまった場合は向きの調整をする必要があります 。またアンテナも機械ですから いつかは壊れます。 壊れていた場合は交換が必要になります。

ブースターが原因の場合

ブースターはアンテナで受けた電波を増幅する機械です 。アンテナの下についていたり屋根裏 やお風呂場に設置されている事が多いです。こちらも壊れていたら交換する必要があるのですが 、場合によっては 調整によって対応できることもあります。

アンテナケーブルが原因の場合

アンテナケーブルが古く 接触不良を起こしていることがあります 、ぱっと見ではなかなか 分かりにくく、 ケーブル自体 見た目は何ともなくても、中側の芯線が折れていることもあります。

アンテナケーブルには分配器など付属設備も多いので判断は大変難しいです。

最後に

複数テレビがあり1台のテレビのみにブロックノイズが出ている場合は原因はテレビ又はテレビまわりのケーブルの可能性が高いでしょう。

複数台テレビがあり、複数のテレビに同時にブロックノイズが出ている場合は、共通箇所に原因があると考えられます。複数のテレビに共通する部分はアンテナ関係です。

アンテナが原因の場合は 工事会社にご相談ください。

秋には台風も多く 、テレビのトラブルが多い時期です 。今回の記事が参考になれば幸いです。